■ ハンダ付け
《使用するもの》
・ハンダゴテ ・ハンダ
・コテ台 ・ペースト またはフラックス
・筆 ・古布 またはティッシュなど
・あしの長いピン ・軍手
・養生テープ(マスキングテープ)
ハンダ付け。
初心者のあなたにとっては最後の難関となるでしょう。
ハンダをなめらかに仕上げるためにはなんと言っても数をこなすのが一番ですが、
数をこなしていないあなたにもきれいに仕上がるコツをお教えします。
ハンダ付けの流れはこのようになっています。
ポイント付け→表付け→裏付け→側面付け→仕上げの表付け
作業に入る前に下記の準備をしてください。
・ コテ台のスポンジに水を含ませます。
(水を完全にしぼり切らない)
・ ベニヤ板を準備し、型紙の下に敷く。
・ 換気をよくしてください。
・ 最後にハンダゴテの電源を入れてください。
(コテ先の金属部分が熱くなるので絶対に素手で触らないでください。)
では作業に入ります。
1.ベニヤ板の上に置いた型紙にガラスピースを番号通りに置きます。
2.鏡の輪郭部分にピンを打ち、ガラスがズレないようにします。
↓ここまで行うと、このようになります。
←ちなみにピンは100円ショップで調達。
3.ポイント付けをします。
ガラスピースが2ヶ所以上ぶつかる十字、T字、Y字になっているガラスの接点(ポイント)を
ハンダで固定します。
ハンダを使うところには始めにペースト(またはフラックス)を塗ります。
ペーストを塗ったところにはハンダがなめらかに広がっていきますが、塗らないでハンダを
使用すると粘る感じになり、仕上がりはザサザサになります。
粘るような感じになったら上からペーストを重ね塗りましょう。
ガラスが汚れても拭き取り可能ですのでご安心を。
そろそろコテが熱くなっていると思いますので確認してみましょう。
※ ※ 試してみよう!ハンダゴテ編 ※ ※(必ず軍手を着用してください)
★ベニヤ板の上でハンダの先にコテ先を当ててみましょう。ハンダゴテが熱くなっていれば
ハンダがジュワ〜と水銀のように溶け出します。
なかなか溶けない時は熱くなるまでもう少し待ちましょう。
★熱くなったハンダゴテで、ハンダを下からすくうようにとってみてください。
上手く取れないはずです。
では今度は、上から下に熱で切るとるようにしてみましょう。上手くコテ先に取れましたか。
常にこの向きでハンダをとってください。下からすくっていたのではいつまでたってもハンダ付けが
先に進みませんよ。
たくさんの量をとろうとしてもぼたぼた落ちてしまうので、ハンダの棒の先数ミリを切り取るように
しましょう。
★コテ先は斜めになっています。カパーテープの細いところにハンダをのせていく時は、
コテ先も細い部分を使ってハンダ付けをするときれいに仕上がります。
| ポイント付けの手順 | |||||||
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| ガラスの接点のカパーテープに 筆でペーストを塗る。 | →ペーストを塗った所にコテの 熱で溶かしたハンダを置く。 |
→接点(ポイント)にハンダを のせたところ。 |
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すべての接点にポイント付けが終わるとこのようになります。
全体が固定されました。

全体がポイント付けで固定されているので周りのピンは取りはずしましょう。
4.表側をハンダ付けします。
これからすべてのカパーテープのラインにハンダをのせていきます。
・ カパーテープのラインにペーストを塗ります。
・ ハンダを溶かしながらカパーテープの上にのせていきます。
のせる分量は、”表面張力でカパーテープの上にぷるんと被さる程度”なのですが、
はじめはわかりにくいとおもうので、少しずつのせて、カパーテープの存在がわからなく
なるまですこしずつハンダを足してください。
←わかりにくいかもしれませんがこんな感じです。
一番外側(輪郭)のところはペーストを塗ったらコテの平らな面をテープにぴったりつけて、
そのまま移動すると薄くハンダがのっていきます。
ここにはハンダを盛り上げなくても結構です。カパーテープの色がハンダ色に変わればOK。
・ もう一度ペーストをカパーテープ全体に塗り、ガラスのハジから順番にコテを当ててハンダを平らに
ならしていきます。
このミラ〜の型紙書いたときを思い出してください。線を引く時はハジからハジまで一気に
書きましたよね。ハンダをならす時も1本の線をハジからハジまでならしてから、別のラインを
ならすようにしましょう。
気の向くままあちらこちらにコテを当てていると、余計なシワや段差が多くできてしまいます。
・ コテ先が汚れてきたら、時々コテ台に入っているスポンジにこすりつけましょう。
・ ガラスとガラスの隙間にもペーストを塗って、できるだけハンダが入れこむと丈夫になります。
表面のハンダ付けが納得できたら、ペーストの汚れをサッと拭き裏面を出しましょう。
5.裏面の鏡部分に養生テープを写真のように貼ります。
鏡の裏の部分は熱に弱いのでハンダゴテでの焼きこげを避けるために養生テープを貼ります。
コテ先が触れそうなカパーテープ近くに貼ります。
←カパーテープの上に被さるとハンダ付けができないので要注意。
6.表と同じように裏面もハンダ付けをします。
・ ペーストを塗りハンダを適量のせます。
・ ハジから順番にコテを当てて平らにならしていきます。
・ 一番外側(輪郭)はペーストを塗ったらコテでハンダを薄〜くのばしていきます。
・ 裏面のハンダ付けに納得できたらペーストの汚れを拭き取ります。
7.側面のハンダ付けをする。
ミラ〜を垂直に立てて側面にもハンダを盛り上げていきます。
・ 側面にペーストを塗ります。
・ 左手の隙間にハンダの棒を差し込むように持ちながら、ハンダを側面にのせていきます。
←ハンダがぷっくり盛り上がるくらいの分量。
はみ出して落ちるようでは量が多いです。
・ 納得したら汚れを拭き取ってください。
8.もう一度表を出して仕上げのハンダ付けです。
・ 裏からしみ込んだハンダをその周辺に延ばして平らにならしましょう。
コテで同じところばかりをいじっていると、ハンダが熱くなりすぎて隙間から裏に流れてしまいます。
一度そうなったら少し冷めるまで違うところのハンダをならしましょう。
・ 側面との境目に段差や穴ができていないか確認しましょう。
・ 全体にテープが見えていたり、穴があいていないか確認しましょう。
・ 手のひらでハンダの部分をなでてみて、とげとげやぷつぷつができていないか確認しましょう。
見つけたらペーストを塗り、ハンダゴテで直します。
・ ガラスの上に飛び散ったハンダの粒は指で取れます。
9.すべてのハンダ付けが納得できたら全体の汚れを拭き取ります。
これでハンダ付けの作業は終了です。
鏡の裏に貼った養生テープをはがしましょう。
苦労したあなたもいずれこの工程が好きになるはずです。
ハンダ付けのコツは分量とタイミング。
分量とは、ハンダが部分的に多くなったり少なくなったりしないで、全体に同じ分量がのるようにすること。
タイミングとは、コテ先を移動するタイミングです。恐がらずに、コテにガラスの感触が伝わるくらい
カパーテープにくっ付けて、ハンダが溶けて広がるのを確認したらすぐに離す。
一瞬のことです。
一呼吸で溶けたハンダが固まります。ハンダをのせた5ミリ先にまたハンダをのせる。
そのハンダがまた一瞬に溶けて最初のハンダとつながる。
この繰り返しです。
ハンダを足すと溶けてつながる、またハンダを足すと溶けてつながる、、、
コテは一定のリズムで動かすといいですね。
この間、左手に持っている鏡はぶるぶる前後左右に動かさないこと。溶けたハンダが偏ってしまいます。
さぁ、ハンダ付け上級者目指してLet's try!