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■ ノッチャー
今回は「ノッチャー」という工具を紹介します。(写真上)
四角いパネルや鏡などの周囲を、コの字型の真鍮(写真下)で囲んで枠をつけることができます。
これまでのように作品の側面をハンダのみで仕上げるよりも、すっきりして商品らしくなるんです。
もちろん強度も増します。
この真鍮の枠をつける時に重宝するのがノッチャーです。
このノッチャーとは作品に真鍮の枠をつけるとき、とても便利アイテムなのです♪
真鍮枠はもちろん真鍮でできています。
要所要所はハンダで作品にくっつけます。
たとえば角のところ。ハンダのラインとぶつかるところ。
それで強度も増してくるのです。
コの字型の真鍮を直角にまげようとすると、たるみができて綺麗な角度が出てきません。
では、どうしたらよいか・・・
そこで登場するのが「ノッチャー」です。
直線の真鍮枠を90度取り除くといいのです。
言葉ではうまく伝わらないので、まずは写真を見てください。
■ ノッチャーの先端に真鍮枠をかませます。
←真鍮枠はコの字になっています。
ノッチャーの先端の溝に真鍮枠を上から差し込み、持ち手を
ギュッと握ります。
(特に危険はありませんが、私ははじめて使う時どこがどうなっているのかわからずコワゴワやっていました!)
■ すると硬い真鍮もこのようになります。
←V字型にカットされているのがわかりますか?
■ V字型にカットされていると、簡単に、しかも綺麗に折り曲げることができます。
←ほらねっ。こんな感じです。
いかがですか?こんな簡単な作業で作品がグレードアップするのです。
これは使わない手はないでしょう。
今度は実際に作品に取り付けていきます。
このパネルで試してみます。
(因みに、これは次回WEB教室でやる予定です。)
パネルのサイズは12センチ×28センチです。
ぐるりと一周するとザッと80センチ。それに1〜2センチ余裕をみて82センチほどに真鍮を
カットしておきましょう。ペンチでカットできます。(注!くれぐれもペンチで真鍮全体をくわえてはいけません。
コの字がつぶれてしまいます。外側から1つの辺ずつ順番にカットしていきます。つまり3回に別けてカットするわけです。)
この真鍮はもともと180センチの長さがありますので、上の作品なら2個作れます。
1. まずははじめの部分の三角をつくります。
スタート部分と、ゴール部分は最後につながるのでそれぞれ45度にカットします。
写真を参考に進んでください。
→
→
→
するときれいな45度に仕上がります。
2. パネルの縦が28センチですので、プラス1ミリで28.1センチのところにマジックで印を付けます。
横が12センチなので、先につけた印から12.1センチのところに印をつけます。
さらに28.1センチ、12.1センチに印をつけると一周4辺分の印付けが終わりです。
それぞれの印のところがV字の頂点になるようにノッチャーでカットします。
3. 真鍮の隙間(?)を広げます。
分厚いガラスも挟みやすいように空間を広げておきます。
←私はグロージングという工具の柄の部分で広げています。
4. パネルに真鍮をはめ込みハンダで止めていきます。
←三角に切った真鍮のとんがりの部分をパネルの端に合わせ
表ではなく、隙間にハンダが溶けて入り込むようにペーストを真鍮の内側に塗ってから
じっくりハンダ付けします。真鍮もペーストをつけなければハンダは付きません!
左手は、真鍮がパネルに沿うように押さえつけます。
(真鍮はとても熱くなるので軍手を忘れずに!)
真鍮が熱で赤く変色しますが気にしないで下さい。
5. 次の角のところも同じようにハンダ付けします。
←最初の辺のおしりにも内側からハンダ付けをしたら90度に真鍮を曲げます。
左手は、やはり真鍮がパネルに沿うように押さえています。
6. 他の3辺もこの手順で繰り返していきます。
7. 一周してスタートのところに戻ってきました。
はじめと同じく、真鍮の最後尾も45度にカットしておきます。
→
→コテの細い部分を利用して真鍮とパネルの隙間に
ハンダを溶かして流します。
8. 3.で広げた真鍮をパネルに密着するように、オルノバやペンなどを押し付けながらのしていきます。
9. 最後に裏面から真鍮とパネルをハンダ付けをして、真鍮が外側に広がらないようにします。
←ハンダのラインと真鍮の接点をハンダ付けします。
裏なので真鍮にハンダが着いても構いません。私は○の部分をハンダ付けしました。
9.最後の最後に・・・
←真鍮に着いたハンダをこのゴールドペンで染めてしまえば
流れたハンダも真鍮色になり気になりません。
※ 真鍮用のブラックパティーナを使用すれば黒く染めることもできますが、私はハンダのブラックと真鍮のゴールドの
組み合わせが好きなので、このままで完成させています。
あなたのお好みの色でどうぞ。
これまでのやり方で仕上げると、このパネルは横のラインが多いのでどうしても強度がでてきません。
ですが真鍮を周囲にまわしたこの方法で仕上げれば、一転とても丈夫になります。
こんなやり方もあるので、どうぞ気が向いたらお試しください。
以上、ノッチャーのコーナーでした!