ガラスに描けるペベオヴィトレア160アウトライナーは全10色。 私がよく使用しているのは主にゴールド、シルバーで、焼成後に輝くラメ入りがお気に入りです。そのほかブラックも便利です。この際全色揃えて、更にパワーアップ!最強オリジナル作品を手がけてみてはいかがですか?
■ ペベオの使い方
ペベオ(ヴィトレア160)はデザインのページでもお話しましたが、ガラスに模様を描いて
24時間放置し、焼成をすることで、ハンダゴテの熱さにも耐えうる特殊な絵具です。
絵付けのようなクラシックさや繊細さはないので、私は”絵”として用いることはありませんが、
厚みのある仕上がりと、とにかく簡単!というのがお気に入りで”模様”として何かと作品に
利用しています。
とくに用具も必要としないところがいいですね。
焼成と言っても、今回は電子レンジを使うのであらためて器具を買い揃える必要はないし、
強いて言うならば竹串とティッシュペーパーぐらいなものでしょうか。
あと贅沢をいうならば360度自由自在に回転する手首が欲しい!てなところです。
実際に描いてみればこの気持ち、あなたにもわかっていただけるでしょう。
一筆書きの要領で模様を描くのですが、チューブを押しながらだと結構難しいんです。
手が動かなくて。
チューブは強く押せばたくさん出ます。
ところが量が多くてボテッとした部分は、焼成後、気泡ができてしまうのです。
これをデザインと捉えれるならば、花の花芯などにするのもよいでしょう。
しかし、基本的には気泡ができない状態をよし、としているので押しだす分量を調整して
できるだけ気泡ができないようにしましょう。
”分量を調整する。” そのためにはチューブの適度な押し加減と同時に、口先を移動する
速さも関係してきます。
ゆっくり動かせば量が多くなり線も太くなりますが、早く動かせば一箇所に留まる量が減り、
線も細くなります。
この感覚を切り刻んだガラスで練習してください。
気泡をつくらないコツは分量ですよ。
まずは練習で切り刻んだガラスにペベオの試し描きをしてみましょう。
●絵具がどんな出方をするのか。描き始め、途中、描き終わりのそれぞれの出方。
●チューブの口をガラスにつけながら描いた時、浮かして描いた時。
●うずまきのどちら側から描くと描きやすいのか。
●苦手な部分はどこか。
などを意識してあなたに合った描き方を見つけましょう。
上手くできましたか?
正直なところ、私は大変でした・・・
はじめに言いました。”360度回転する手首が欲しい〜”と。
結局そんなの無理な話です。今から関節を柔らかくするなんて。ただでさえ年々体中の関節が
硬くなってきているというのに!
ですからペベオを途中で一旦ガラスから離して、描きやすい体勢になおしてから続きを描く。
このような方法もアリですね。
ペベオは、失敗してもすぐティッシュペーパーで拭き取ればいくらでも描き直しはできます。
しかしそれも2,3回が限度。それ以上続くといい加減いやになってきます。
だから、無理をせず一旦ガラスからチューブの口を離すやり方も試してください。
うずまきの練習が終わったら、次の課題はうずまきを描く位置の問題です。
組み立て用型紙に左右対称になるように模様を鉛筆で書いておくと良いでしょう。
透過しないガラスなのでその型紙の絵を写して描くことはできませんが、ガラスのすぐ隣に
ガラスを置いて、模様の周囲の余白や縦横のバランスを見ながら描くと模様の片寄りを
ある程度防ぐことができます。
このときの注意点は、模様がガラスの幅一杯に広がるとカパーテープを巻いたときに
模様がかくれてしまうので、ガラスのサイズより最低3ミリは内側に描いてください。
練習が終わったらそろそろ本番にいきましょう。
せっかく買ったペベオが練習だけでなくならないうちに、、、?
1.ガラスにペベオで模様を描く。
ゴ〜ジャス☆ミラ〜の外側のガラス(4つ角の正方形4枚、細長い変形長方形8枚)の
表面の汚れを拭き取る。
一時、油性ペンで書いた番号も消してください。除光液で簡単に
落とせます。水に浸したティッシュでこすっても落ちます。
それぞれのガラスに模様を描きます。
←←本気モードで描いています。
息も止めています・・
竹串の先にティッシュペーパーを巻いて極細めん棒のようなものを作ると、細かい部分の
修正に利用できます。
2.ペベオを乾燥させる。
ペベオに模様を描いたら、その部分に触れないように”24時間”放置します。
ペベオの線が太くなればなるほど時間をおいたほうが良いです。
私は念のため最低2,3日は放置します。
それでも焼成後に多少の気泡を見つけガッカリするので、あなたも十分、分量と乾燥時間には留意してください。
2時間も経てば表面は軽く指で触われるくらいに乾いてきますが、完全に乾いているわけではありません。
最低限決められた乾燥時間は守ってください。
3.オーブンレンジで焼成。
オーブン用の鉄板にアルミホイルを敷きます。(一応、気分的に食べ物と区別しているつもり。)
ガラスとガラスが触れないように鉄板に並べてレンジに入れます。
オーブン・160度・40分に設定します。
庫内での場所は気にしなくてもよさそうですが、私は中段にいれています。
焼成中、においがするので換気をしてくださいね。
※ここが大事!
ペベオをのせたガラスは160度40分焼きますが、ガラスは急激な温度変化でひびが入ったり割れたりします。
もしもレンジがピーピー鳴って160度になったところへ突然ガラスを入れたりしたら、折角のガラスが無残な
お姿になってしまいます。
必ず!温まる前の常温のときから鉄板のガラスをレンジの中に入れてください。
更に、40分過ぎても数時間はガラスを外に出さないでください。
やはり急激な温度変化でガラスがダメージを受けてしまいます。
指で触って”温かい”と感じるぐらいまで冷めているなら出しても大丈夫ですので、急いでいる時は触って
確認しましょう。
私の場合、夜に焼いて朝までそのまま放置しておきます。朝には完璧に冷めているので安心です。
!ついでに一言!
我が家のオーブンレンジは何かとピーピーうるさいのです!
160度になって一度ドアを開けないとピーピー。40分経ってもドアを開けないとピーピー。
それも何度も!しかたがないので重い腰ををあげ、ガラスは出さないでドアだけバタンッと開け閉めをして
やっと静かになります。
確かにおかずを温めても忘れている時があるので、そういう機能が親切に付いているんでしょうけれどね〜
お宅のはいかがですか?
4.焼成後の冷めたガラスをチェックしてください。
気泡が入っていなければ大成功です。
もしプチプチ気泡が入っていたら・・・
気にせず作品に使いましょう!
ここだけの話、その気泡も”意図したもの”という事にして。
折角のガラスがもったいないですから。ねっ!
次回以降の作品に、この失敗した経験をいかしてください♪
ただし、ひびが入っていたり、割れているものは当然使用してはいけませんよ。
最後に一言。
何やかんやとうるさく書き連ねましたが、ここでその文言がすべて無駄になりそうな究極の
アドバイスをします。
結果的に気泡ができようが、はみ出していようが、うずまき模様が全部バラバラだろうが、そんな事は
大した問題ではありません。最低ここが大事!さえ守れば、この作業は”楽しむこと”が大切なのです。
どんな模様が描かれようが、それがあなたのonly oneなんですから。
たかが(?)気泡ごときで臆することはありません。
何を隠そうこの私も、慣れてくるとかなり大雑把に描いていることを白状します。
ですから気泡はもちろん模様だってけして整っているとはいえません。
それでも完成したときは”素敵〜♪”と思えるのは、やはり手作りのなせる業なのでしょうか・・・。