
■ 材料
▼ ガラス
ステンドグラスをはじめるならば、当然ながらガラスが必要です。
我々が使っている板ガラスは主に、アメリカ、ドイツ、フランス、中国、日本などで生産されて
いるものがほとんどです。
各メーカーがそれぞれに独自の手法で個性を光らせています。
工場で機械的に大量生産されているガラスから、職人さんが一枚一枚大きな炉の前で
手作りしているガラスまで、その表情は数々あります。
一言で板ガラスといっても、色合い、光の抜け具合、表面のデコボコ加減などがそれぞれ違い、
たとえば「赤いガラス」といっても、どんな作品の、どんなデザインの、どの部分に
使うのか。あるいはどんな雰囲気を表現したいのかによって、何種類もある「赤いガラス」の
中からあなたの「赤」を選び出すのです。
どのメーカーの、何番のガラスを使用するかを。
これがいくつ作品をつくっても、何年やっていても、そう簡単にはいかない悩みどころであり、
逆にステンドグラスの醍醐味でもあるのです。
このサイトでは、このガラス選びの苦しみ(?)を省くために使用しているガラスのメーカー、品番は
すべて明記しますのでご安心を。
初心者の方は悩まずに、まずはガラスカットに慣れることに勤しんでください。
上級者の方なら、私がお勧めしたガラス以外の色あわせもチャレンジしてみて下さいね。
▼ 工具
ステンドならではの工具が必要です。
下記の写真はその基本的なものですが、正直なところまだ修行の身の私だからそうなのか
”弘法、筆を択ばず”とはいかないようです。
切れ味の良いガラスカッター、使い慣れたワニ口、軽くて口先の慣れたハンダゴテなど。
現在使用中のものが手に慣れ一番使い易いです。たまに友人の工具を使うことも
ありますが、なぜかしっくりこないんですね。
とにかくものを作ってその工具に慣れ親しむことです。
これから工具を買い揃える方は、下記の工具一覧表も参考にしてください。
左から順に、ガラスカッター、グロージング、細口ワニ口、ワニ口、ランニングプライヤー、

パターンばさみ、オルノバ、ハンダゴテ、コテ台 となります。
オイルカッターの刃先や、コテ台のスポンジ以外は長く使えるものです。もちろん作業時間
にもよりますが。
次の写真は工具とは別の消耗品です。作品を作れば作るほど消耗するものです。
左から順に、 カッティングオイル、フラックス、ペースト、ブラックパティーナ、

カパーテープ2種、 ハンダとなります。
上記写真以外の工具、材料等もあわせて価格、簡単な使い方、必要度(最高が★★★)を
一覧表にしました。
ぜひ参考にしてください。(販売店により価格は前後します。確実な価格ではありませんので、あくまでも目安として
参考にしてください。)
▼ 工具、材料一覧表
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番号
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品名
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価格
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使い方
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必要度
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1
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ガラスカッター
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約3000円
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オイルカッターともいう。いくつか種類があるがTC10が一般的。ガラスに傷(スコア)をつけてカットする。刃先は消耗品。 |
★★★
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2
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グロージング
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約1600円
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ガリともいう。ガラスカッターでカット後、ガラスをガリガリと喰い切る。 |
★★★
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3
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細口ワニ口
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約1600円
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ガラスカッターで傷をつけたらこれでガラスを引っ張る。小さなガラスや小さなカーブの時に便利。 |
★★★
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4
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ワニ口
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約1500円
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細口ワニ口より口先が太い。大きなカーブの時に使用したり、細口と二刀流で使用することもある。 |
★★★
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5
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ランニングプライヤー
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約3500円
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スコアにあわせて咬ませて持ち手を握ると簡単にガラスが割れる。廉価品アリ。 |
★★★
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6
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Gカム
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約5000円
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ティファニーランプのようにカット数が多い作品の時は、あると便利。 |
★★
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7
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パターンばさみ
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1500〜2800円
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1〜2ミリの隙間ができる特殊なはさみ。型紙を作る時に使用。廉価品あり。 |
★★★
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8
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オルノバ
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約500円
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カットしたガラスに巻いたカパーテープやハンダのラインをしごくためのもの。 |
★
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9
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ハンダゴテ
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2000〜20000円
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価格的に上をみれば限がない。最低ランクで十分。初心者なら先端は細いほうがガラスのひび割れが少ない。因みに軽量の方が作業時間が長くても疲れないのでお奨め。 |
★★★
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10
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コテ台
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600〜900円
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熱くなったハンダゴテを置くための台。 |
★★★
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11
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滑り止めつき定規
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約2000円
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ガラスを直線にカットするとき使用。滑り止め付きがミソ。欄外に説明あり。 |
★★★
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12
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カパーテープ7/32B
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約1000円
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カットしたガラスに巻く銅製のテープ。ものにより幅や裏面の色の違うテープを使用するが、ここでは7/32Bの価格を表示。 |
★★★
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13
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カッティングオイル
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100cc約500円
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ガラスをカットしやすく、また刃の目詰まりを防ぐためにガラスカッターに注入して使う。 |
★★★
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14
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フラックス
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100cc約800円
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ハンダ付けの時ハンダを滑らかに仕上げるための薬品。液状。ペーストでも可だがどちらも一長一短あり。 |
★★
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15
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ペースト
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50cc約500円
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フラックスと同じ目的で使用。練状。私はこのペーストを愛用。 |
★★★
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16
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ブラックパティーナ
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100cc約1000円
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ハンダ付けしたらこの薬品でハンダ部分を黒く染め上げる。 |
★★★
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17
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カパーパティーナ
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100cc約 | ブラックパティーナ同様、ハンダの仕上げを銅色に染めるための薬品。液状。 |
★
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18
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アンティーク
パティーナ |
100cc約 | ブラックパティーナ同様ハンダの仕上げを褐色に染めるための薬品。液状。 |
★
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19
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ポリワックス
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100cc約1000円
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仕上げた作品に一塗りし、作品に薄いベールかけて作品を保護する。 |
★★★
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20
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ルーター
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20,000円前後
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カットしたガラスの切り口をきれいに削る機械。型紙通りに調整し、カパーテープが巻きやすくなる。今すぐにとは言わないが、いづれ購入をお奨めする。確実に作業が楽に、さらに仕上がりが美しくなる。 |
★★★
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21
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ノッチャー
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約7,000円
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真鍮の枠でパネルや鏡、箱物を作るとき便利なアイテムです。
VOL.3で紹介しています。 |
★★
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※上記の必要度は、当初の作品を考慮した初心者向けの私個人の見解です。
私自信、作風やアレンジを変えることで、もちろん★の数も変化します。
滑り止めつき定規について
ガラスを直線にカットする時は必ず定規を使います。
普通の定規では、ガラスの上で滑ってしまい真っすぐにカットすることができません。
ですから滑り止めつき定規が必要です。
ステンドグラス専門店やDIYセンターでも取り扱っていますが、自分で簡単につくることもできます。
定規の裏に滑り止めになるものを木工用ボンドで貼るだけでいいのです。
滑り止めになる素材は皮革、ゴムなどが良いでしょう。
手に入りにくい場合は、100円ショップなどで、箱等の裏に貼るコルク製の滑り止めが
売っています。
リボン状のコルクの裏に、すでに粘着テープも付いているのでそのまま定規の長さに切って
貼れば完成です。
どの素材にしても1ミリぐらいの厚みができるので、定規は多少浮きます。
定規はステンレスなどしなる素材が良いようです。
ガラスの上で押さえた時にしっくりきます。
厚手のプラスティック製や竹製のものは硬すぎて使いにくいのでやめたほうがいいですね。
よく使う長さは30cm。しばらく様子をみて適宜違う長さを揃えてみましょう。